正義のための

誰もが、何かのために自分を犠牲にして働くことに意味を感じ、そういった職業に尊敬の念を持っているが、この国ではそういった者たちのことを本当にヒーローとして称えるのだ。 アメリカンコミックに代表される『スパイダーマン』や『バットマン』といったヒーローたちも、心に大きな闇やコンプレックスを抱えていて、自分を責めていたりする。
 強い力を身につけた者は孤独で理解されないけれど、信念を曲げずに悪と戦う。
 たとえ、一人になっても愛するものを守るために命をかけて最後まで戦うのだ。
 そんなヒーローのイメージは、貧しい階級の人々の心のよりどころであり、自身をそれらに投影することで、人生を意味のあるものにする事ができるのだ。
 アメリカという国は、世界で最もおせっかいで、世界で最も貪欲で、世界で最もいいかっこしいだ。さらに世界でもっとも愛情表現が豊で、世界で最もお人よしで、世界でもっとも愚かで、世界でもっとも孤独で、そして世界で一番後悔している国ではないだろうか。